Eric Allman
(エリック・オールマン)
米Sendmail社 CSO
(Chief Science Officer)
世界初のインターネットメールプログラムの誕生から25年間以上Sendmailは、メッセージングテクノロジを牽引し続けています
世界初のインターネットメールプログラムである「sendmail」が登場したのは1981年。それまでは、ネットワークごとに異なるメール配送ソフト(MTA:Mail Transfer Agent)が必要だったため、「共通で使える1つのプログラム」として、当時カルフォルニア大学バークレー校に在学中のEric Allman (エリック・オールマン)が考案しました。
その後、1992年にsendmailを広くインターネット上にオープンソースとして公開したことで利用者が増加し、研究者やエンジニアだけでなくビジネス市場でも普及し始めたことから、社会基盤としてメールの重要性を認識したEric Allmanは1998年Sendmail社を設立。オープンソースのsendmailに導入・管理を簡略化するための機能やツールを付加した製品版の開発ならびにサポートを開始しました。
オープンソースのsendmailが登場した20余年前と比べると、稼働するコンピュータの性能は著しく向上し、インターネットの普及率は飛躍的に高まりました。この結果、メールの送受信量やサイズは爆発的に増大し続け、メールシステムは、拡張性、信頼性、管理性の高さが求められるようになりました。
また、従来は存在しなかったスパム/フィッシングなど悪意のあるメールが増大したことでメールへの不信が蔓延し、メールは誕生以来の大きな危機に直面しています。
現在Sendmail社のCSO(Chief Science Officer)として、オープンソースのsendmailならびにSendmail製品の技術戦略と開発を指揮しているEric Allmanは、これらの変化に合わせて、最高のパフォーマンスを提供し、より安全なメールコミュニケーションを実現できるようできるよう常にsendmailを改良し続けています。また、スパム/フィッシングに対抗し得る技術的な防衛手段である送信ドメイン認証を普及促進するために、仕様策定に直接関与し、既存のインターネットのメールインフラに如何にシームレスに新しいテクノロジを適用すればよいかという難題についてのアドバイスを行うなど積極的に取り組んできました。
Sendmail社は、「信頼できるメールコミュニケーションを実現する」という目標に向かって、Eric Allmanをリーダーとしてsendmail MTAを進化させ続けながら、MTAにとどまらず、ゲートウェイセキュリティ、ポリシーマネジメント、不正メールの隔離・管理、メールストレージ、アクセス管理などメールインフラ全体をカバーするソリューションの開発・提供に取り組んでいます。
オープンソースは「sendmail」、会社名および製品は「Sendmail」と表記します。

| 年 | オープンソース関連 | 製品関連 |
|---|---|---|
| 1981 | Eric Allmanが sendmailを開発 | |
| 1983 | sendmail4.1がBSD4.2に対応 | UNIXベンダ18社がsendmail4.2を出荷 |
| 1985 | sendmail 5.2 | |
| 1991 | Eric Allman 追加機能を統一 | |
| 1992 | FTPでsendmailを配布 | |
| 1993 | sendmail 8.0 | |
| 1998 | sendmail 8.9 (サードパーティ・リレィ対策) | Sendmail, Inc.設立 |
| 1999 | Sendmail for NT発売 (Windows NT用 MTA製品) | |
| 2000 | sendmail 8.10 (セキュリティ向上) | Sendmail Switch 発売 (MTA製品) |
| sendmail 8.11 (TLSによる暗号化が可能に) | Sendmail Advanced Message Server 発売 (メッセージストア製品) | |
| 2001 | sendmail 8.12 (パフォーマンスを大幅に改善) | Sendmail Mobile Message Server 発売 (Webアクセス/i-modeアクセス対応) |
| 米Sendmail社 21st Century Achievement Award受賞 | ||
| 2003 | 日本法人 センドメール株式会社 設立 | |
| Sendmail Intelligent Inbox発売 (メールボックス管理の新製品) | ||
| Sendmail Mailstream Anti-spam Solution発売 (Cloudmarkのエンジンを搭載) | ||
| 2004 | Sendmail社、マイクロソフトの送信ドメイン認証技術 (Caller ID) を支持 | Sendmail Mailstream Managerを発表 (セキュリティ管理製品) |
| 送信ドメイン認証技術 (DomainKeys) で Yahoo!と提携し共同テスト開始 | Sendmail Mailstream Managerが eWEEKの第5回Annual Excellence Awardsを受賞 (Email Management and Securityカテゴリー) | |
| 送信ドメイン認証に対応することを発表 (オープンソースおよびSendmail製品) | ||
| 送信ドメイン認証 (Sender ID) のテスト用にオープンソースのAPI を公開 | ||
| 2006 | sendmail 8.13 (DKIM対応) |
